野村不動産へ申し入れ

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道幅わすか5.8メートルの道路に、9階建て27メートルのマンションを建設している、野村不動産の 
                       社長へ、街並みに合った高さのマンションに変更する事を求め
                       る、要請書を送りました。

 野村不動産㈱住宅カンパニー事業開発2部開発課

                          飯沼 部長 様

                        二子玉川の住環境を守る会

                               会長 渡辺 隆

                               20081225

 

                 はじめに

 

(1)貴社が、お客様第一を考え、社会からの信頼の向上を理念に、事業を拡大されている事に敬意を表します。

(2)さて、貴社は、世田谷区玉川四丁目1019号、に9階建て高さ27メートルのマンション建設を進められています。

(3)この地域は、国分寺崖線に繋がる、静嘉堂・岡本民家園・瀬田4丁目公園(旧小坂邸)等、緑の多い地域です。土曜日・日曜日には、多くのお年寄りのグループが、商店街を通って岡本民家園、静嘉堂、瀬田4丁目公園を散策に訪れます。高齢者のウオ―キングのメッカーになっています。建設予定地はこの地域から100メートルも離れていない地点です。二子玉川商店街の一角で、途中には二子玉川小学校があり通学路になっています。

(4)この商店街の道幅は、僅か5.8メートルです。高い建物が一つ建つと、次々と達ち、街並みが壊されます。道の両側に27メートルのマンションが建ち並ぶ街並みを想像して下さい、空が見えない街並になります。と同時に、多くの世田谷区民の憩いの場所も壊されます。

(5)先日行われたマンション建設計画説明会の席で、貴社の代表者は、街並みと言うような、広い地域の事は、一企業では考えられない。他人の土地に、どんな建物が建つかコメント出来ない。と述べています。

(6)建設予定地の近隣住民が集まり、「二子玉川の住環境を守る会」を作り、世田谷区街づくり課へ、業者に対して、街並みに合った高さにするよう、指導をお願いする署名を集めました。署名は1週間で573筆集まりましたが、署名に応じたほとんどの方が最初に言った言葉は「あんな狭い所に、そんな高い建物が建てられるのか。」と言う言葉でした。

(7)二子玉川商店街の一番北側に最近出来た7階のマンションが1つありますが、それ以外は

   5階以上の建物はありません。直近に建てられたマンション(10年くらい前)のオーナー

  に当時の話しを聞きました。Sオーナーは、「周りの事を考えて最初か5階以上は考えてい

  なかった、4階にした、4階は後ろを斜めに低くした、何処からも苦情はなかった。」と話

  してくれました。Tオーナーは、「周りの事を考えて、5階にした。9階なんて、ここに住

  まない人の発想だ。」と言っていました。この街並みは、一人一人が、周りの事を考えて、

  守られて来た街並みなんです。

(8)この地域は近隣商業地域だから、9階が建てられると業者は言っています。しかし、これは、近隣商業地域を繁栄させる為に、設けられた規定だと思います。ところが、このマンションには商店はありません。ここには以前2つのお店がありました。マンションだけでは商店街が歯抜けになります。この建設計画は、近隣商業地域だと言う都合の良い所だけを、利用して9階建てを建てる計画だと思っています。

(9)建設予定地は、昔は田んぼと沼地だった所です。30数年前に建設予定地から、僅か九〇センチしか離れていない処に建ったマンションでは、地階に水が貯まって、10年位使用されませんでした。お店として使用するために1000.万円掛ったと言う事を聞いています。また。50メートル位離れた、川向こうに78年前に建てられた1戸建ては、最初地階を作る計画だったのに、水が出て、地階を諦めたと聞いています。

こんな地盤が軟弱な処に、9階建27メートルのマンションを建てて、安全なのでしょうか。

(10)  現在、日本国内でも、多くの不動産会社が倒産しています。街並みや、地域住民に配慮し、住民を見方にしないと、建物は売れないのではないでしょうか。

(11)  去る129日、建設予定地で、ガス漏れ事故が発生しました。業者の危機管理のずさんさ、人の命を思いやれない意識の異常さ、対応の鈍さに、全員が驚いています。

事故は、周りを囲っている、シートを取り変える作業をしていて、ガス管を壊したのですが、東急建設から提出された報告書と、地階の教会からの報告書を見ると、

工事を始める前に、ガス管の位置の確認を、行っていなかったために、誤ってガス管を壊してしまいました。 

午前1018分に作業者がガス漏れに気付き、1020分東京ガスへ連絡し、

 1045分に東京ガスが現地に到着し、 12時40分ガスを止める作業は終っています。

 ガス漏れの事は、社内の関係者に連絡しただけで、地域住民にも、消防署にも、警察に

 も連絡されていません。我々の方で報告しました。

ところが、事故が起こって4時間後に、建設予定地から90センチメートル離れた、地階の教会でストレッチをやっていた人達の中で、3人が頭痛を訴え、責任者が、外部へ緊急避難させました。内1人 は妊婦でした。この責任者から、現場に居た業者は、ガスが地下に充満している事を聞き、会社の関係者に連絡し、関係者が慌てて駆けつけました。この間、工 事関係者は、ストレッチの責任者が、中のガスを排気するよう訴えたのに、何もしていません。また、その後残留ガスの探知の依頼にも、翌朝に行うと言う対 応をしています。

1129日に開催された、第3回目のマンション建設計画説明会に、地階の牧師さんが出て来て、外の道路で車が排気ガスを出すと、これが換気扇から吸いこまれて地下の教会に入ってくるから、注意して下さいと、2回お願いしています。野村の代表者は、現場を確認して対処すると答えていました。この事が、現場の工事責任者にも作業者にも伝わっていなかった。その為に、地階にガスが充満し、火の気がなかったので大惨事は免れましたが、こんな事故になったのです。。

更に、ガス漏れ事故で明らかにされた事は、業者の事故隠蔽の体質です。事故処理が終った1時 間後、作業現場横で、二子玉川の住環境を守る会事務局次長と、東急建設の主任が話をしています。この時事故に付いては一言も触れていません。後日の事故説 明会で、この主任は、話をすると、騒ぎになると思って黙っていたと述べています。説明会での牧師さんの、お願を聞いていた野村不動産の代表や東急建設の代 表から、がどうして、工事責任者に伝わらなかったのかも、説明されていません。このために犠牲者が出たのです。

以上のような状況を踏まえた上で、次の事を申し入れます。

1.貴社の企業理念に乗っ取って、地域住民に愛されるような、街並みに相応しいマンションの高さにして下さい。

2.今回の事故から、どのように安全対策や危機管理体勢を整え、どのような教育をおこなうのかを明確にさせ、安全な作業環境について、住民の合意が得られるまで、工事は始めないで下さい。

                                        以上


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▲プラウド 二子玉川 トレサージュの建設予定地

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